キエーロの土が固くなってきた
生ごみを土の中に埋めて、微生物などの働きで分解する「キエーロ」。
私はキエーロを使い始めて、4年ほどになります。
生ごみを捨てる量が減り、暮らしが楽になりました。。
長く使っていると、キエーロは単なる「生ごみ処理容器」ではなく、土の中の微生物と付き合う暮らしの道具なのだと感じるようになりました。
キエーロに名前を付けたり、微生物をペットみたいに感じるという人は私の周りにもたくさんいます(笑)。
キエーロは、基本的には長く使い続けることができるのですが、長く使っていると、少し使いづらく感じることもあります。
それは、土が固くなって、混ぜにくくなこること。
よくほぐすことでかなり改善しますが、可能なら、時々土を入れ替えてリフレッシュすると快適に使えます。
私は、半年から一年に一回くらい、土の入れ替えをしています。
今回は、土を入れ替えるのではなく、剪定チップを加えてリフレッシュしてみました。
土をリフレッシュするために剪定チップを入れてみる
キエーロでは、生ごみを土の中に埋めて、上から土をかぶせます。
生ごみは土の中の微生物などによって分解され、時間が経つと、また土のような状態に戻っていきます。
私の場合も、くりかえしゴミを入れて使い続けています。
ですが、年月が経つにつれて、土が少しずつ締まってきたように感じるようになってきます。
以前はスコップを入れると比較的簡単に混ぜられたのに、だんだん土が重く、固く感じられ、
生ごみを入れたあとに土と混ぜる作業も、少しやりにくくなってきます。
そこで、
「土そのものを入れ替えるのではなく、もう少しふんわりさせられないかな?」
と考えました。
そこで使ってみたのが、剪定チップです。
庭木などを剪定した枝を細かくしたものです。
剪定枝チップは、私は近隣の自治体で無料で配布されているものをいただきました。
街路樹や公園の木を剪定したものや、住民から持ち込まれた枝などをチップ化して
発酵させ、コンポスト材や畑の資材に使うためにリサイクルしているものです。
“グリーンリサイクル”などと呼ばれています。
皆さんの周りにも利用できるものがあるかもしれないので、調べてみてくださいね。

キエーロの土に剪定チップを加え、全体をよく混ぜてみました。
入れる量は一度に大量に入れるのではなく、まずは土の状態を見ながら、全体の1〜3割程度を目安に加えてみました。
あくまで私の場合のやり方です。
剪定チップ100%でキエーロをしている人もいます。
その場合は、水分の調整にコツがあるので、初心者はまずは3割までくらいで初めてみることをおすすめします。
混ぜてみると、土がかなり変わった
さて、入れてみた結果、スコップを入れて混ぜてみると、すぐに違いを感じました。
固く締まっていた土の中にチップが入ることで、土がほぐれ、以前よりも混ぜやすくなりました。
それまでのキエーロは、
「ちょっと土が重いな」
という感じだったのですが、チップを加えたあとは、土の中に空間ができたような感覚があります。

なぜ剪定チップを入れるの?
剪定チップを入れることで期待できるのが、土の中の通気性や水分状態が変わることです。
キエーロでは、土の中で微生物などが活動しています。
そのためには、適度な水分だけでなく、空気の通り道も大切です。
土がぎゅっと締まってしまうと、生ごみと土を混ぜることも難しくなります。
チップのような粗い有機物が入ることで、土の粒の間に隙間ができ、土の状態が変わります。
また、剪定チップそのものも、時間が経てば土の中の微生物によって少しずつ分解されていきます。
つまり、
土をふんわりさせながら、微生物が利用できる有機物も加える
ということになります。
ただし、チップを入れれば必ず分解が早くなる、あるいは虫が出なくなる、といった単純なものではありません。
キエーロでは、土の水分量や生ごみの量、埋め方なども含めて、全体のバランスを見ることが大切だと感じています。
土を捨てなくても、土は変化していく
キエーロを長く使っていると、
「土が古くなったから、全部入れ替えたほうがいいのかな?」
と思うことがあるかもしれません。
でも、私自身は今回の経験から、まずは土の状態を見て、必要な手入れをしてみるという考え方になりました。
固くなっているなら、ほぐしてみる。
水分が多いなら、状態を見直してみる。
生ごみが多すぎるなら、投入量を調整する。
キエーロは、何かを「足せば解決」というより、土の状態を観察しながら付き合っていくものなのかもしれません。
キエーロは「微生物のお家」
私がキエーロを好きなのは、生ごみを処理してくれるからだけではありません。
生ごみを入れると、土の中で目に見えない微生物たちが働いてくれる。
私たちは、生ごみを土に埋めて、少し混ぜる。
あとは、微生物たちの仕事です。
そう考えると、キエーロは「生ごみ処理機」というより、
微生物が暮らす小さな土の世界
なのだと思います。
だからこそ、土が固くなったときも、
「古くなったから捨てる」
ではなく、
「微生物が暮らしやすい環境になっているかな?」
と考えてみる。
今回、剪定チップを加えて土をリフレッシュしたことで、そんな視点をあらためて感じました。
キエーロを使ってみて感じること
キエーロを使い始めたころは、
「生ごみが減ればいいな」
くらいの気持ちでした。
でも、何年も使っていると、生ごみが消えていくこと以上に、土の中の微生物を感じることがおもしろくなってきます。
生ごみを入れる。
土と混ぜる。
しばらくすると分解されている。
そして、また土にもどる。
そこには、目には見えない微生物の働きがあります。
私たちの暮らしから出たものが、土の中のいのちによって分解され、また循環していく。
そんな小さな循環を、毎日の暮らしの中で感じられるのが、キエーロのおもしろさなのかもしれません。
まとめ
使用中のキエーロの土が固くなり、混ぜにくくなってきたので、今回は剪定チップを加えてリフレッシュしてみました。
その結果、土がほぐれて、以前よりも混ぜやすくなりました。
キエーロの状態は、土や水分、生ごみの量、使い方などによって変わります。
だからこそ、決まった方法だけに頼るのではなく、土の状態を見ながら手入れすることが大切なのだと思います。
そして何より、キエーロを使っていると、
「生ごみを捨てる」のではなく、「土の中の微生物に返す」
という感覚が少しずつ身についてきます。
目に見えない微生物と、毎日の暮らしの中でつながっている。
そんな小さな循環を楽しめるのが、キエーロの魅力です。

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