「キエーロを始めてみたい!」
そう思ったとき、最初に出てくるのが、
「ところで、キエーロってどこで手に入れるの?」
という疑問ではないでしょうか。
キエーロは、普通のコンポストのように、どこのホームセンターでもずらりと並んでいるものではありません。
でも、入手方法はいくつかあります。
私自身、キエーロを使い始めてから数年になりますが、ほとんどデメリットを感じることなく、今でも生ごみの処理に使っています。
キエーロを実際に使ってみて、どんな場面で便利だったのかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
この記事では、これからキエーロを始めたい方に向けて、
- 購入する
- 自分で作る
- 身近にあるものを利用する
という3つの方法を紹介します。
キエーロを手に入れる3つの方法
キエーロを始める方法は、大きく分けるとこの3つです。
① 市販のキエーロを購入する
オンラインで購入
一番手軽なのは、もちろん購入する方法です。
以前は「キエーロ」と検索しても、それほど選択肢が多くありませんでした。
でも最近は、キエーロを購入できる場所が少しずつ増えてきました。
オンラインでも購入できる場所がいくつかあります。
楽天やメルカリには、いくつか商品がでています。
(2026年8月の時点では、Amazonでの販売は確認できませんでした。)
ただ、気をつけたいのは、それが本当にキエーロかということです。
キエーロは斜めに屋根が付いていて、隙間が空いているのが特徴です。
ただの蓋つきの箱ではありません。
オンラインショッピングで買えるものの中には、キエーロと検索してでてきたものでも
キエーロとは呼べないものがあるので、そこは気を付けてください。
自治体から購入
自治体の中には、キエーロを販売していたり、モニターを募集していたりするところがあります。
まずは、自分の自治体の情報をチェックしてみてください。
たとえば福岡市では、臨海3Rステーションで木製のキエーロが販売されています。
私が以前から注目している場所のひとつです。
ここでは、キエーロの普及を支えてきたボランティアの方々によって改良が重ねられ、現在は改良版の木製キエーロが販売されています。
サイズも2サイズあり、自分の家庭に合ったものを選びやすくなっています。
福岡でキエーロを始めたい方には、かなりおすすめの選択肢です。
https://rinkai3r-station.com/7326/
また、ホームセンターのカインズでも、キエーロの組み立てキットが販売されています。
「Fab de キエーロ」というDIYキットで、必要な木材などがセットになっていて、プラモデルのように組み立てて使うタイプです。プラスドライバーがあれば組み立てられます。
「自分で一から材料をそろえるのは大変。でも完成品を買うより、ちょっとDIYしてみたい」
という人には、こういうキットもいいですね。
https://www.cainz.com/g/4550596188096.html
購入するメリット
- 手間や時間をかけずに始められる
- きちんとした構造のものを使える
- DIYが苦手でも大丈夫
- 長く使いやすい
デメリット
- 自作より費用がかかる場合がある
- 大きさやデザインを自由に選べない
- 販売場所が限られている場合がある
自治体によっては、コンポスト購入への助成制度を設けているところもあります。
購入を考えているなら、「自治体名+コンポスト+補助」などで一度調べてみるのもおすすめです。
② 自分で作る
キエーロは、基本的な構造を理解すれば、自分で作ることもできます。
私自身、DIYの経験はほとんどありませんでしたが、以前、自分でキエーロを作ってみました。

このキエーロ、実はちょっと変です。
気が付きますか?
普通のものは波板が縦についていますが、これは横になってますね。
ど素人が初めて作ったものなので、間違ってつけてしまいました。
でも、置いているところは雨のかからないところなので、結果オーライです。
自作のいいところは、なんといっても、
「自分の家にちょうどいいサイズにできる」
ことですね。
置き場所に合わせて幅や高さを決めたり、屋根の形を工夫したりできます。
そして、自分で作ったものは、なんとなく愛着もわいてきます。
ただし、材料を買ったり、木材を切ったり、組み立てたりする手間はかかります。
「DIYはちょっと苦手……」
という方には、先ほど紹介したような組み立てキットを利用する方法もあります。
自作するメリット
- 好きな大きさにできる
- 置き場所に合わせられる
- デザインを自由にできる
- 市販品より費用を抑えられる場合がある
- 自分で作る楽しさがある
デメリット
- 材料をそろえる必要がある
- 時間と手間がかかる
- DIYの道具が必要になることもある
- 完成度は自分の腕次第
「ちょうどいいものが売っていないなら、作ってしまう」
という発想ができるのも、キエーロの面白いところです。
③ 家にあるものを利用する
キエーロを始めようかどうか、迷っている人におすすめしたいのがこの方法です。
「キエーロを始めるために、必ず専用品を買わなければいけないわけではありません。」
キエーロは、土の中に空気が入り、適度な水分が保たれ、雨などで土がびしょびしょにならないように工夫できれば、身近にある容器を利用して作ることもできます。
木箱などがあれば、それを利用するのもいいでしょう。
私は以前、メルカリでリンゴ箱を購入して、キエーロにしてみました。
60cm×30cm×30cmくらいの箱です。

2人家族なら、このくらいの大きさでも使いやすいと思います。
柱をつけて後ろ側を少し高くし、そこに屋根をつけました。
古い家の納屋などを探してみると、使われていない木箱が眠っていることもあるかもしれません。
酒屋さんなどで、ワインの木箱を譲ってもらうという方法もあります。
「買う」だけではなく、
「今あるものを使えないかな?」
と考えてみる。
これも、キエーロの楽しみのひとつだと思います。
私のキエーロ2号機
こちらは、私が作ったキエーロ2号機です。

なんと、古いツールボックスを利用しています。
屋根はワイヤーネットとビニール袋を使いました。
小型なので我が家では予備用ですが、ちゃんとキエーロとして働いてくれています。
「キエーロ=立派な木箱」
と思わなくても大丈夫。
身近にあるものを工夫して、自分の暮らしに合った形にしていくことができます。
ただし、容器を選ぶときには、通気性や水分管理、雨への対策ができるかどうかを考えてください。
特にプランターなどプラスチック製の容器などを使う場合は、土の中に水分がたまりすぎないよう注意が必要です。
キエーロでは、土が水浸しになってしまうと、うまく分解が進まなくなることがあります。
また、最近、無印のプラスチックボックスをキエーロ的に使っている人がおられます。
上手くいっているならもちろんOKですが、そのような容器は屋外で使うことを前提にしていないので、
劣化が早かったりするので、その点は気を付けておいた方がいいかなと思います。
どの方法がおすすめ?
結局のところ、どの方法がいいのでしょう。
私は、
「自分が一番負担なく始められる方法」
でいいと思います。
すぐに始めたいなら購入。
DIYが好きなら自作。
「まず試してみたい」という人なら、身近なものを利用してみる。
最初から完璧なキエーロを作る必要はありません。
むしろ、実際に使ってみると、
「もう少し大きいほうがいいな」
「この高さだと使いやすい」
「屋根はこうしたほうがいい」
など、自分の暮らしに合った形が見えてきます。
キエーロは「買うもの」だけではない
私がキエーロを好きなのは、生ごみを減らせるからだけではありません。
キエーロの中では、生ごみが土の中の微生物によって分解されていきます。
毎日出ていた「ごみ」が、いつの間にか土に還っていく。
そして、その土はまた植物を育てることにつながっていく。
生ごみを「ごみ」で終わらせず、暮らしの中の循環に戻していく。
そこが、キエーロの面白さだと思っています。
だから私は、キエーロをもっと気軽に始められる人が増えたらいいなと思っています。
新品を買わなくてもいい。
使われていない木箱があれば、それを使えばいい。
作れる人が作って、必要な人が使う。
そんなふうに、地域の中にあるものや人の知恵がつながっていけば、もっと楽しく生ごみを減らせるのではないでしょうか。
キエーロを始めてみたいと思ったら、まずは身近なところから。
「何か使えるものはないかな?」
と探してみるのも、いいスタートかもしれません。
まとめ
キエーロを手に入れる方法は、ひとつではありません。
- 市販品を購入する
- DIYで自作する
- 身近にある箱などを利用する
- 組み立てキットを利用する
それぞれにメリットがあります。
大切なのは、完璧なものを用意することではなく、自分の暮らしに無理なく取り入れてみること。
生ごみが減ると、ごみ袋が軽くなります。
そして、その生ごみが土の中で微生物の働きによって分解されていく様子を見ていると、「ごみ」というものの見方まで少し変わってきます。
キエーロは、そんな小さな変化から始められる、身近な「いのちの循環」なのだと思います。



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