農業女子の草刈り事情。二反の畑を一人で管理してみて

草刈りに大活躍の三角ホー 自然農・菌ちゃん農法
oplus_32

自然農の畑を始めて、最初に思ったこと。

「草、こんなに生えるんだ……」

当たり前といえば当たり前なのですが、畑を管理するようになって、あらためて草の生命力に驚きました。

私が畑を始めたころは、二反ほどの畑をほぼ一人で管理していました。

二反。600坪。約2000㎡。

数字で聞いても、最初はあまりピンときません。

でも、実際に草が生えてくると、その広さがだんだん実感できるようになります。

自然農なので、もちろん草を全部なくそうとは思っていません。

むしろ、草は土を守ってくれるし、畑の環境の一部でもあります。

とはいえ、野菜を育てる場所まで草に埋もれてしまえば、さすがに困る。

そこで必要になるのが、草刈りです。

最初は手鎌と三角ホー

畑を始めたばかりのころ、主に使っていたのは手鎌と三角ホーでした。

背の高い草を刈るには三角ホーが便利
oplus_32

これが、けっこう大変です。

しゃがんだり、腰をかがめたりしながら、少しずつ草を刈っていく。

広い場所を一気にきれいにすることはできません。

でも、不思議と嫌ではありませんでした。

手鎌で草を刈っていると、草の生え方や土の状態がよく見えます。

「ここは草が多いな」

「この草は残しておこう」

「このあたりは、もう少し刈ったほうが野菜が育ちやすそう」

そんなことを考えながら、一本ずつ草と向き合う。

時間はかかるけれど、これはこれで悪くない。

むしろ、畑をやっているという充実感がありました。

草刈りは丸で瞑想のようだと思ったり…。

ただ、二反の畑となると、いつまでも手鎌だけというわけにもいきません。

家にあったエンジン式刈払機

家には、以前からリョービのエンジン式の刈払機がありました。

使ってみると、さすがエンジン式。

パワーがあります。

草もどんどん刈れます。

「これはすごい。やっぱり機械は違うな」

と思ったのですが……

重い。

そして、私には取り回しがなかなか大変でした。

広い場所を一気に刈るには頼もしいのですが、畑の中を歩きながら使うとなると、機械そのものの重さが負担になります。

肩は凝るし、終わった後はしばらく手が震えます。

しかも、畑は平らなグラウンドではありません。

畝があったり、地面がデコボコしていたり、足元に気をつけながら動かなければならない。

「パワーがある=私にとって使いやすい」

とは限らないんだな、と、このとき思いました。

コメリで車輪付き草刈り機を買ってみた

そこで次に試してみたのが、コメリで見つけた車輪付きの草刈り機でした。

これなら、肩に機械をかけなくていい。

押して歩けばいい。

「これならいけるかも」

と思って購入しました。

実際、よく切れます。

草を刈る能力については、かなり頼もしい。

しかも、店頭で実際に押してみたときには、

「これならいける!」

と、ちょっとわくわくしました。

ところが、実際の畑では、また別の問題がありました。

地面がデコボコしているのです。

平らな庭や空き地なら、車輪を転がしてスイスイ進めるのかもしれません。

でも、私の畑はそうはいきません。

デコボコしたところでは、機械を押して進めるのに、思った以上に力がいります。

「なるほど。今度は、車輪があることが必ずしも楽とは限らないのね」

コメリの車輪付き草刈り機
oplus_32

畑の道具選びは、なかなか一筋縄ではいきません。

最近、電動の刈払機を買いました

そして最近、マキタの電気式の刈払機を買いました。

今のところ、これが一番、私には使いやすいです。

エンジン式ほど重くなく、車輪付きの草刈り機のように地面のデコボコに左右されることもない。

必要なところを、自分のペースで刈っていけます。

「結局、これが今の私には合ってるな」

という感じです。

二反の畑を管理する。

そう考えると、つい「一番パワーのある機械」を選びたくなります。

でも、実際に使ってみると、そうでもない。

自分の体力や畑の状態、地面のデコボコ、刈りたい草の量。

そういうものを全部ひっくるめて、「自分にとって使いやすい道具」を選ぶことが大事なんだと思います。

ただし、草刈り機は刃物です

そして、これは大事なことなので書いておきたい。

刈払機は、とても便利な道具ですが、刃物です。

私は草刈りをするとき、ゴーグルをつけ、すね当てをするなど、安全対策をしています。

今使っている電動の刈払機は、草が葉に絡まると自動でストップする機能があるので、その点でも安心感があります。

そして、できるだけ一人きりで作業しないことも、自分のルールにしています。

草刈りは「ちょっとそこまで」という気持ちで始めてしまいがちですが、機械を使う以上、油断はしない。

草刈りを早く終わらせることより、無事に家に帰ることのほうが大事です。

それに、今は草刈りを手伝ってくれる仲間もいます。

最初のころは、ほぼ一人で黙々と草を刈っていましたが、今は一緒に作業してくれる人がいる。

これは、本当にありがたいことです。

一人でやるより、ずっと心強い。

とはいえ、私の中ではもう一つルールがあります。

1回のバッテリーが終わったら、その日はおしまい。

だいたい30分くらいで切れるのですが、「もう少しできそう」と思っても、そこでやめます。

無理をしない。

ぼちぼちやる。

これが、長く続けるためのコツなのだと思っています。

草刈りは、畑をやる限り続いていく

自然農を始める前は、草刈りというと「草をなくす作業」というイメージでした。

でも、畑をやっていると、少し考え方が変わってきます。

草を全部なくしたいわけではない。

必要なところだけ刈る。

刈った草は、その場に置いて土を覆うこともある。

草と野菜と土とのバランスを見ながら、必要な分だけ手を入れていく。

だから私にとって草刈りは、単純な「草との戦い」ではありません。

とはいえ、二反の畑。

草との付き合いは、まだまだ続きます。

手鎌から始まって、エンジン式、車輪付き、そして電動へ。

やってみて初めて、「これは自分には合わない」「こっちのほうが楽」と分かることもあります。

農業の道具は、スペックだけでは選べない。

実際の畑で、自分の体を使ってみて、初めて分かることがある。

そんな試行錯誤も含めて、私の草刈り事情です。

参考記事:・真夏の自然農畑。荒れ地か?楽園か?

     ・草を積んだだけの畝でかぼちゃを育ててみた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました